第3作に登場!「僧兵祭り」へ!

 第3作「男はつらいよ フーテンの寅」。本編中、寅さんと信夫が染奴の家にバイクで向かう昼間のシーン、その後、信夫と染奴がお志津のところに戻ってくるシーンで映るのが舞台となった湯の山温泉で行われる「僧兵祭り」である。

 

 この地に807年に創建されたの三岳寺。ちなみにちびとらが初めて湯の山温泉、三岳寺を訪れたのは2013年12月のことで、今から12年前だ。

 三岳寺は、創建から760年余り後の1568年、織田信長の伊勢進攻により他の天台宗寺院と同じく焼き討ちにあっている。

 「僧兵祭り」はその時に勇敢に戦った僧兵たちの姿を今に伝えるために毎年10月に開催されているこの地の歴史を後世に残す大切な伝統、祭りなのだ。

 

 ちびとらは、ロケ地訪問で全国を回り終えた今は、新たに発見した(発見された)ロケ地を回ったり、少しだけ残っている東京近郊の訪問できていないロケ地を回ったり…。また、細かな風景や車窓を撮影するために全国を再訪問や何度目かの訪問をしている。

 

 そして今、やってみたい事が本編中に登場する祭の当日にロケ地に行くことだ。

 

 そのスタートとなったのが、この湯の山温泉の「僧兵祭り」だ。

 「第54回僧兵祭り」は2025年10月5日(日)に開催された。

 今回は、ちびとらのサイトを見て連絡をくれた長野県のまたたびさんとご一緒させていただいた。

 「僧兵祭り」の最大の見どころは、600キロにも及ぶ火炎みこしだ。

 この火炎みこしは本編中にもしっかりと映っている。

 

 今回の「僧兵祭り」では、寅さんがおいちゃん、おばちゃんを見送ったバス停の裏が出発地点だった。

 10月とはいえ、夜は肌寒い湯の山温泉。しかしながら、この火炎みこしはたいまつが炎をまき上げており、みこしの近くはものすごく暑い。僧兵に扮した担ぎ手たちに火の粉がふりかかる。それでも大きな声を上げて、火炎みこしを前に進めていく。

 「男はつらいよ」のロケ地となった湯の山温泉を火炎みこしが練り歩く姿には、多くの観光客が集まり、雄大な火炎みこしに歓声が起こっていた。

 

 残念ながら本編に登場する大石橋などをいくコースでは現在、火炎みこしは実施されておらず、本編アングルでの撮影はできない。

 

 しかしながら、今回撮影したかった1枚がこちら。

 本編で道路を歩いていく僧兵の姿が映るあのシーンの再現。

 僧兵たちが進む方向は本編とは異なるし、本編カメラポイントとは異なるのだが…。

 撮影、公開から55年。

 寅さんが見た「僧兵祭り」。

 思い出に残る素晴らしい夜になりました。