第46作 ロケ地マップ

栃木県 那須烏山市

 

お地蔵様がある田園風景。

 

この後の花嫁行列のロケ地にほど近い294号線の脇。

再訪時に新発見した場所。

 

この場所にお地蔵様があったことは現地で証言を得た。

本編に映っている赤い屋根の家やバックの丘などが一致する。

 

栃木県那須烏山市大桶1471付近

2016年4月訪問

 

【参考】左側に映っている赤い屋根の家

 

本編左側に映っている赤い屋根の家をアップで撮影した。

 

オープニング。

田園地帯の民家。花嫁行列を待つ人々。

 

大桶地区の民家で撮影された。

左側の大きな家がロケで使用された。

 

お地蔵様のカットで出てくる赤い屋根の家とは別の家。

 

栃木県那須烏山市大桶1793

2013年8月訪問

 

提灯がかかっている家。 

花嫁が出てくるのを待つ人たち。

 

 

 

 

 

花嫁の父親が挨拶をしている。

花嫁が家から出てくる。

 

こちらは再訪時の写真。

 

栃木県那須烏山市大桶1793

2016年4月訪問

 

花嫁行列が家の門から出ていく。

 

花嫁が近所のおばあさんに祝福されて、お礼をしている。

 

 

 

家の門の側からのカット。

 

奥にある田んぼの向こうのガードレールがロケ当時のまま。

 

「お嫁さん、きれいだよ」

花嫁に声をかける寅さん。

 

右側の建物に立てかけてあった材木だが、現在もあり、横に倒して置かれている。

 

栃木県那須烏山市大桶1793

2013年8月訪問

 

「御一統さんもおめでとうございます。お天気も良くて何よりです」

花嫁の父親、花嫁行列にお祝いの言葉を伝える寅さん。

 

寅さんとポンシュウがいたバス停は山田組が作ったものだそうだ。

 

バスが通るには少し狭い道だ。

2人はどこに行っていたのか不思議だが…。

 

 

花嫁の父親が門出にお祝いの言葉をいただけないか寅さんに頼む。

 

栃木県那須烏山市大桶1793

2016年4月訪問

 

「まずはお二人が愛し合うということです。しかしそれだけではいけない。二人をここまで育て上げてくれた皆様に感謝するという気持ち、それで初めて二人は幸せになれるのです」

門出のお祝いの言葉を述べる寅さん。

 

家の門から見えていたガードレールのある道が寅さんのバックにある。

 

花嫁の名前は「マリコ」さん。

花嫁の父親が寅さんの言葉に喜んでいる。

 

「秋の日に花嫁行列を見送るなんてのは、良い気分なもんだな、ポンシュウ」

「俺はな、ポンシュウ。好きで渡世人稼業やってるじゃねえんだそ。夢があるんだ、夢が。そこがおめえと俺の違うところよ」

 

左の奥の方にある倉庫のような建物はロケ当時と変わっていないようだ。

ポンシュウを椅子から突き飛ばす寅さん。

ポンシュウは寅さんも会ったことがある「イクエ」さんという奥さんがいたが、去年、若い人と「とりかえた」という。

 

ポンシュウは競馬か競輪の新聞を読んでいて予想をしていたようだ。栃木県だと宇都宮に競馬場(現在廃止)と競輪場がある。

2人はどちらかに向かうのだろうか…。

 

栃木県那須烏山市大桶1793

2013年8月訪問

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男はつらいよ

寅次郎の縁談

 

平群山(へぐりやま)からの風景。

平群山の山頂には、ハンググライダー場があるが、カメラピンポイント位置はそこより少し下から脇の山道に逸れたちょっとした展望台のような場所。

 

再訪時に新発見した。

 

栃木県那須烏山市興野

2016年4月訪問

 

鍼灸の看板のある道路で山あげ祭が行われている。

 

烏山の山あげ祭は、毎年7月に開催されている国指定重要無形民俗文化財の祭。

 

鍼灸の看板がロケ当時のまま残っていた。

 

栃木県那須烏山市中央1-13−8

2016年4月訪問

 

バイの準備をする寅さん。

 

那須烏山の中央交差点。

 

右側の会社アラマンが目印だが、左側の化粧品の看板の店舗は建物がなくなり駐車場になっていた。

 

栃木県那須烏山市中央2-1-25

2013年8月訪問

 

第一パンの看板のある店の前で山あげ祭が行われている。

 

左側の店舗の第一パンの看板は無くなっていたが、建物はロケ当時の雰囲気を残している。

 

栃木県那須烏山市中央2-1-25

2016年4月訪問

 

山あげ祭が行われている中央交差点の俯瞰。

 

ピンポイントは困難だったので、少し俯瞰目で撮影できる場所から撮影した。

 

寅さんがバイをしていたのが大きく映っている中央交差点に立つ古い蔵風の建物の前。

本編ではこの建物を見下ろす感じで撮影しているが、この場所からだと屋根も映っていない。

 

 

易断本のバイをしている寅さん。

ポンシュウは恐竜のフィギュアのバイをしている。

 

左側の建物、壁などロケ当時のまま残っている。

 

 

東京都 千代田区

 

「父親に相談しましたら…御社は今のところ規模は小さいけれど大変将来性があると言っていましたので…」

博の兄に紹介された広告代理店の就職最終面接を受ける満男。

 

新宿通り沿いの麹町のビル(現・エヌワンビル)からのロケ。

さくら電機商会の右側角の茶色いビルがロケ当時のままで、新発見した。

 

東京都千代田区麹町3-2-3

2013年8月訪問

東京都 渋谷区

 

面接を終えてビルから出てくる満男。

 

ここは面接会場のビルから突然、全く別の場所だ。

246号線・玉川通り沿いの渋谷駅近くのビル。

 

風景から渋谷であることがすぐ分かり新発見することができた。

 

東京都渋谷区道玄坂1-16-3

2013年8月訪問

 

「あれ?来てたの?」

よっちんから呼び止められる満男。

246号線・玉川通り、高架は首都高速。

 

 

渋谷駅に向かって歩いていく満男とよっちん。

 

 

東京駅

満男が東京駅から列車に乗り込む際の発車案内板。


当時のブルートレインは21時発だったが、後継のサンライズ瀬戸は22時発。


ロケ地保存度☆

東京都千代田区丸の内1

2008年8月訪問

志々島

漁から「琴島」に帰ってくる満男。

 

琴島は架空の島で、志々島、高見島でロケが行われた。

大きく分けて、島の景色、海沿いは志々島で、島内、葉子の暮らす家などは高見島でロケされた。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

漁から港に帰ってきた満男。

 

画像は高羽アングルより少しヒキになっている。

東京の喧騒との対比で時間がゆっくりと経過する瀬戸内海の島を描く一連のシーン、BGMが続く。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

「お巡りさん。この島に泥棒はいないかね?」


島にやってきた寅さんが駐在さんに声をかけ、かばんをベンチに置いていく。

左側の家はなくなっている。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

満男を探して歩いている寅さん。

 

寅さんの予想通り、歩けばすぐに満男は見つかった。

海岸線で亜矢と歩いていたのだ。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

高見島

「どれだけ歩かせんだ?オレのことを」

 座り込む寅さん。

この後、葉子と遭遇する。

 

現場を訪れれば、渥美さんにとって相当過酷なロケであったことが分かる。

 

香川県仲多度郡多度津町 

2008年8月訪問

志々島

 

島の人々が寅さんの噂をして井戸端会議をしている。

 

右側の家はかつては店だったのだろう。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

 

高見島

「戻りましょう」

 

船が欠航になり葉子と手をつないで家に入っていく寅さん。

葉子の暮らす家は既に取り壊されてなくなっているが、石垣や石段が当時の面影を残す。

 

香川県仲多度郡多度津町 

2008年8月訪問

志々島

 

満男と亜矢がお昼ご飯をいっしょに食べる約束をする琴島診療所。

 

左側の診療所となっていた建物の窓から亜矢が顔を出していた。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

香川県 琴平町

 

満男が亜矢に教えたように寅さんと葉子がやってきた金毘羅参り。

 

金毘羅神社の北側から讃岐富士と呼ばれる飯野山方向を映している。

 

香川県仲多度郡琴平町892-1

2013年4月訪問

 

 

 

金毘羅神社の御本宮。

 

ここまで785段の階段を上がってこなくてはいけない。

 

渥美さんはどのようにして上がってきたのだろうか。

 

香川県仲多度郡琴平町892-1

2013年4月訪問

 

 

 

 

「浅野内匠頭じゃないけど、もってけ泥棒」と言ってお賽銭する葉子。

いっしょに参拝する寅さん。

 

香川県仲多度郡琴平町892-1

2013年4月訪問

 

 

 

籠に乗って石段を下りる葉子と寅さん。

 

タンゴの音楽に乗って軽快なシーン。

 

目印となる右側のお土産屋・岩瀬商店は閉まっていた。

 

香川県仲多度郡琴平町892-1

2013年4月訪問

 

香川県 綾川町

金毘羅参りから帰る寅さんと葉子を乗せた琴電が走る。

線路脇に灸まんの看板が立つ。

 

以前から見つけたかったロケ地の一つだったが、遂に新発見に成功した。

線路向こうに見える山、右側の家など当時のまま。右側にあった茶色い壁は個人宅の壁だったそうだ。現在は建て替えられて別の方が住まわれている。

灸まんの看板があったかは不明。

 

香川県綾歌郡綾川町陶3871付近

2018年4月訪問

志々島

 

満男と亜矢がデートしていた利益院の石段。

 

ここに弁当を置いたまま2人はだいぶ下まで追いかけっこをする。取りに戻るのが大変だ。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

満男が亜矢を追いかけた畑の脇の道。

 

人口減と高齢化の影響か、島全体の建物が人の手が入らず老朽化している。

(※高羽アングルではありません)

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

 

香川県 高松市

 

葉子といっしょに鯉に餌をあげる寅さん。

 

特別名勝である栗林公園の南湖・偃月橋。

栗林公園内で最も大きな橋。

 

遠くに見えるのは掬月亭。

 

香川県高松市栗林町1-20-16

2013年4月訪問

 

 

 

寅さんと葉子が休んでいる茶店。

葉子が神戸の店を閉めてしまったことを打ち明けられる寅さん。

 

鯉に餌をあげていた偃月橋から歩いていったところにある小松亭。

朝行ったので閉まっていた。

 

香川県高松市栗林町1-20-16

2013年4月訪問

 

志々島

 

満男と亜矢の別れの桟橋。

 

琴島のラストシーンは、大雨で不鮮明な画像となってしまった。

 

香川県三豊市詫間町 

2008年8月訪問

香川県 高松市

祭りの俯瞰。

 

作家・菊池寛の名前が付けられた菊池寛通りと中央通りの交差点でのロケ。

 

俯瞰での撮影ができなかったため地上から撮影。交差点左側角にあるガソリンスタンド(訪問時エネオス)が目印。右側のセントラルビルも当時のまま。

 

香川県高松市亀井町7-15

2013年4月訪問

高松まつりの総おどり。

 

中央公園の駐車場入り口が通りの向こう側にある。ロケのピンポイントはエネオスのガソリンスタンド側。

 

祭りは毎年8月に行われいるそうなので、ロケ用の再現と思われる。ものすごい数のエキストラが揃えられている。

 

香川県高松市天神前1-28付近

2013年4月訪問

 

「満男、俺は商売があるからここで別れるからお前は無事に家に帰って、ちゃーんと就職して、さくらたちを安心させるんだぞ」

 

この画像は全体を映すために交差点から撮影したものだが、本編では駐車場の入口付近からロケが行われている。

 

香川県高松市番町1-11

2013年4月訪問

 

「俺のような遊び人になるなよ」

満男に語りかけて去っていく寅さん。

 

中央公園のこのあたりに露店が立ち並んでいた。ほぼ全員がテキヤ仲間として寅さんは顔見知りのようだった。

 

この去り方、後ろ姿は気に入っている。

 

香川県高松市番町1-11

2013年4月訪問

香川県 高松市

「さくらか、俺だ。満男、無事帰ったかな」

柴又に電話する寅さん。

 

高松まつりでバイをしたであろう寅さんは、八栗寺の参道にやって来た。

ケーブルカー乗り場から歩いて八栗寺に向かう途中にあるよもぎ餅のお店。

 

こちらは再訪時の写真。

 

香川県高松市牟礼町牟礼3366

2018年4月訪問

 

「大丈夫。合格するよ。あいつは頭もいいしな。人間も素直だし。必ず社長に気に入られるよ」

 

赤電話は当然無いので、これは山田組が設営したものだと思われる。

 

「塩あんもできます」の張り紙はないが、別の場所に手作りよもぎ餅の張り紙がある。

 

「そうか、何も言わなかったか。俺はな、あいつのそういう所が気に入っているんだよ」

さくらに瀬戸内の島であったことを聞かれる寅さん。

 

寅さんのバックにはお遍路さんが参拝している。八栗寺は四国遍路第85番札所となっている。

お遍路さんが参拝していた場所には小さなお堂がある。

 

「就職したら伯父さんとしては背広の一つくらい作ってやるか」

電話を切った後、ケーブルカーが走ってきたのを見る寅さん。

 

 

 

 

よもぎ餅のお店を後にして、八栗寺の参道を下っていく寅さん。

 

本編をよく見てもらうと左側の木の先によもぎ餅の看板が立っている。

実はこの看板は、山田組が立てたものだそうだ。

 

よもぎ餅の看板は山田組が立てたものだった

ロケ現場での山田監督の姿も確認できる写真をアップしています。

 

香川県 土庄町

 

寅さんは犬のぬいぐるみのバイをしていたところ亜矢と再会する。

 

小豆島にある富丘八幡神社

 

普段はひっそりと静かな神社だと思う。

寅さんがバイをしていたところから、長い石段を上ると素晴らしい眺めを堪能できる。

 

香川県小豆郡土庄町淵崎 

2008年8月訪問

 

 

 

ラストカットは長い石段の最上部付近から。

 

香川県小豆郡土庄町淵崎  

2008年8月訪問

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