第13作 ロケ地マップ

神奈川県 横須賀市

 

夢のシーン。

子どもたちが神社の階段の上で遊んでいる。

何かに気づいて指を指す男の子。

 

横須賀市長井にある熊野神社。

 

神奈川県横須賀市長井6-16−25

2012年11月訪問

 

 

花嫁と階段を上がってくる寅さん。

 

この後、神社の境内にとらやの入口があるというロケ。

 

寅さんが見ていた夢を、おいちゃんも前夜に同じように見ていたという。

 

熊野神社は相模湾を望むことができる大変景色の良い神社。

東京都 江戸川区

【動画】江戸川を渡る京成本線 江戸川駅~国府台駅 2022年1月撮影

「あ、江戸川か?柴又乗り越しちゃった」

電車の中で寝ている寅さん。

隣の人に寄りかかって嫌がられ、目を覚ます。

 

京成本線の江戸川駅から国府台駅間。

江戸川駅側は東京都江戸川区。江戸川を渡って国府台駅は千葉県。

寅さんは江戸川駅の2つ手前の高砂駅で乗り換えて柴又へ帰るつもりだったのだろう。

 

ちなみに写真の江戸川駅側の土手には、半年後に寅さんの前に現れる京子さんの家がある。

メインタイトルバック。

 

はつらいよ 寅次郎恋やつれ

 

江戸川駅側の江戸川の土手の川岸で撮影。

本編には手前に菖蒲が映っているが、現在、こちらの場所は小岩菖蒲園になっている。

高羽アングルピンポイントは、ブッシュになっており、撮影困難だった。

 

東京都江戸川区北小岩4

2022年1月訪問 

島根県 大田市

 

島根・温泉津へ向かう寅さん、さくら、タコ社長を乗せた山陰本線の列車が走る。

 

馬路駅から湯里駅間の踏切付近。

高羽アングルは俯瞰気味だが、撮影が困難だった。

 

島根県大田市仁摩町馬路

2017年5月訪問

車内販売でカニ弁を買う寅さん。

お金が足りなくてタコ社長に奢ってもらう。

 

山陰本線の五十猛駅から仁万駅間の宅野踏切付近。奥に映る特徴的な島は韓島。

温泉津に向かっているが、前のカットより列車位置は戻ってしまっている…。

下の2枚の写真はカニ弁当を買っている時の車窓。宅野踏切の少し南西側。

 

島根県大田市仁摩町宅野231付近

2017年5月訪問

 


島根県 温泉津駅

 

温泉津駅に到着した列車。

ホームを降りてくる寅さん、さくら、タコ社長。

 

現在はホームからはスロープになっていて、線路を渡ることができる。

 

島根県大田市温泉津町小浜

2017年5月訪問

 

 

 

 

「よう、駅長。しばらく。あ、これね、俺んちの裏の社長なんだ。こちら駅長。いつも世話になってるんだ。よろしく頼むよ」

駅長とタコ社長を引き合わせる寅さん。

 

例によって、すっかり街に溶け込んでいる寅さん。

 

さくらにも駅長に世話になっていることを伝える寅さん。

さくらが「どうも兄がいろいろお世話になっております」と挨拶する。

 

ロケ当時にはあった設備など現在はなくなっていた。

島根県 大田市 温泉津町

 

タクシーの車窓風景。

さくらが「静かないい街ね、お兄ちゃん」と言っている。

 

温泉津駅前からの温泉津停車場線の道路。

 

左側手前の家をはじめ、多くの家がロケ当時のまま残っている。

 

島根県大田市温泉津町小浜ロ87付近

2017年5月訪問

「それよりよ、とりあえず旅館に着いて、ひとっ風呂浴びてくつろぐか?な?」

さくらとタコ社長に話す寅さん。

タクシーに乗っている3人。

 

引き続き道路を進んで、前のカットを進んだ場所。カメラの向きは逆方向(駅方向)。

 

左側の3軒がロケ当時のまま残る。

 

島根県大田市温泉津町小浜ロ85付近

2017年5月訪問

さくらが「絹代さんていう人にまず会わなくちゃ」と寅さんに話す。「そうだよ」と渋い表情のタコ社長が同意する。

「会う?」

 

さくらとタコ社長が温泉津まで来た目的を置いて、雲行きが怪しい寅さん。

 

タクシーがカーブするときに映るお店は、総合スーパーゆのかわ。

 

島根県大田市温泉津町小浜ロ117

2017年5月訪問

ゆのつ温泉の看板が立つカーブをタクシーが走る。

 

温泉津駅周辺の市街地のはずれ、このカーブを曲がれば温泉街という場所。

看板も同じ場所に立っている。

左側の海は温泉津港。

 

ロケは道順通りなので回りやすい。

 

島根県大田市温泉津町小浜イ1109

2017年5月訪問

 

ゆのつ温泉は右方向の矢印の角を右へ曲がっていくタクシーの車窓。

 

温泉津港線のゆう・ゆう館のそば。

 

曲がり角の家が手は入れられているものの、ロケ当時の雰囲気のまま残っている。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ791−4

2017年5月訪問

 

 

角を曲がったタクシーが郵便局の前を走る車窓。

 

スーパーおがわの駐車場前。

 

郵便局はなくなっていたが、ポストはあった。

上の写真の角を曲がった場所なのですぐに見つけることができる。

 

島根県大田市温泉津町温泉津65

2017年5月訪問

 

 

タクシーが温泉津の古い街並みを走る俯瞰。

 

温泉街にある龍御前神社の奥宮からのロケ。

木々の成長により少しずらして撮影したが、もう少し高い場所からの撮影だと思われる。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ736

2017年5月訪問

 

 

「左手に見えるの俺の旅館よ」

さくらとタコ社長に番頭をしている旅館の場所を教える寅さん。

 

輝雲荘の前あたり。

 

先ほどまでのルートを温泉街に進み、龍御前神社を通り過ぎて進んでいけばロケ地に出る。

 

島根県大田市温泉津町温泉津ロ202-1

2017年5月訪問

 

 

かみや、山縣屋の前を走るタクシーの車窓。

着物の女性がタクシーをのぞきこみ「寅さ~ん」と声をかける。

 

かみやは現在、山県屋の別館。

 

島根県大田市温泉津町温泉津ロ7

2017年5月訪問

 

さくらが「絹代さんが働いている窯場で遠いの?」と寅さんに聞く。

「すぐそこだよ」

「いないんじゃないかな?いないよ」

絹代を訪ねるのに消極的な寅さん。

 

土産物店たぬきや、佐々木酒店のあたり。車窓風景もほとんど建物がロケ当時のままに残っているので見つけやすい。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ56付近

2017年5月訪問

タクシーがトンネルに向かって走っていく。

 

温泉街の外れにあるトンネル。

トンネルの上には道路が横に走っている。

実は温泉津駅からはこのトンネル上の道路を走っていけば、絹代の窯場に近かった。

寅さんは時間稼ぎというか、消極的だったので遠回りしたということか…、番頭をしている温泉街や旅館を案内したかったのか…。

 

島根県大田市温泉津町温泉津

2017年5月訪問

 

タクシーが窯場に到着する車窓。

正面左側には登り窯。

 

やきもの館前。

タクシーは温泉津駅から温泉街を抜けて、ようやく到着。

 

登り窯もロケ当時と同じように残っている。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ22-2

2017年5月訪問

 

タコ社長が「良い所だね~、これは。ここで働いているのかい、絹代さんは」と言いながらタクシーを降りる。

さくらもタクシーを降りて登り窯を見る。

 

ロケ当時は、道路が舗装されていないし、道路幅も狭い。

 

さくらが登り窯を見上げる。

窯には石見焼窯元の看板がある。

絹代を探す寅さん。

 

右側の小屋が位置などを含めて整備された。

 

この登り窯は映画「寅さん」に映った、ことを案内する看板が立っている。

 

絹代から夫が帰ってきたことを聞く寅さん。

さくらが絹代と挨拶をする。

絹代が「こっちには何か御用でも?」とさくらに聞く。

 

「温泉場行ってみてえっていうんで連れてきたんだけど何もねえだろう、ここは」

 

 

 

 

さくらが「良かったね、おにいちゃん」と寅さんに声をかける。

 

「良かった…。良かったよ…」

 

寅さんのヤケ酒にタコ社長が付き合った夜が明け、温泉津の朝。

 

タクシーが走る俯瞰シーンのロケが行われた龍御前神社からの撮影。

本編でも温泉津の温泉街に映るのは西楽寺。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ736

2017年5月訪問

 

温泉津温泉街の朝。

 

一番左側の旅館名の看板が映っているのが後楽。

ここは寅さんたちがタクシーで走った時に着物の女性が寅さんに声をかけた場所と同じ。

 

島根県大田市温泉津町温泉津ロ205−1

2017年5月訪問

島根県 温泉津駅

 

寅さんが置き手紙を残して先に旅に出た朝。

駅のホームで列車を待つさくらとタコ社長。

 

再び温泉津駅。

 

 

 

 

 

 

駅のホームでさくらとタコ社長が話す。

ホームの下にある学校のグラウンドで生徒がブラスバンドの練習をしている。

 

温泉津駅から見えるのは旧温泉津小学校のグラウンド。

 

訪問した時は木々が生い茂っていてグラウンドが見づらかった。

 

 

 

 

ベンチに腰かけていたタコ社長が立ち上がる。

 

ホームから上り方向の湯里駅方面を映している。

 

ホームに上り方向の列車が入線する。

 

ホームに待合室(撮影位置の後ろ)ができたため、少しアングルを変えて撮影した。

 

タコ社長は大阪出張、さくらは柴又へ帰るために上り列車に乗ったのだろう。

 

温泉津駅、グラウンドで演奏するブラスバンドの俯瞰。

 

国道9号線からのロケ。

 

残念ながら、木々が生い茂り撮影は困難だった。いつか再訪したいと思う。

 

島根県大田市温泉津町小浜

2017年5月訪問

 

さくらとタコ社長を乗せた列車が駅を出発。

さくらが眺めていた学校の校庭。

 

グラウンド跡を見渡せるこの場所は、本編カメラ位置からかなりずれている。

本編で右側に映る校舎は、写真の左側にある建物の手前あたりにあった。

本編のカメラ位置は写真のかなり左の方に行ったあたりとなる。

 

島根県大田市温泉津町小浜

2022年4月訪問

島根県 江津市 浅利町

 

独り海岸線を歩く寅さんのロング俯瞰。

 

浅利海岸。

 

こちらはこの後、寅さんが砂浜で佇んでいる石見福光海岸ではないのでご注意ください。

訪問時は天候が荒れ、日本海の荒波が海岸を襲っていた。

 

島根県江津市浅利町

2022年4月訪問

島根県 大田市 温泉津町

海岸に佇む傷心の寅さん。

 

石見福光海岸。

寅さんの正面奥に見えるのは沖の蛇島。

 

寅さんは、さくらたちより一足早く宿を出て大阪とは逆方向へ。歩いても温泉津温泉から1時間弱で着く。寅さんが座っていた砂浜の山はなくなっていた。

 

島根県大田市温泉津町福光

2017年5月訪問

寅さんが海を眺めながらカーブを曲がって歩いてくる。

 

石見福光線203号線のカーブ。

温泉津温泉を出た寅さんは西に向かっているが、座っていた石見福光海岸から西方向に歩いている。

初めて13作を観た時に、このロケ地にはどうしても行ってみたいと思った場所。

 

大田市湯泉津町福光ハ1669付近

2017年5月訪問

島根県 益田市

 

祭りでのお面の屋台。

寅さんのバイの声が聞こえてくる。

 

大浜漁港のそばにある大日霊神社。

 

寅さんは石見福光から電車で移動したのだろう。

 

島根県益田市木部町 イ1193-3

2017年5月訪問

 

石段の上、鳥居の脇でバイをする寅さん。

 

大日霊神社は鳥居をくぐって石段を上がっていくと、一番上にまた鳥居がある。

境内は高台にある。

 

 

 

 

傘のバイをしている寅さん。

 

寅さんのバックに映っているのが大浜漁港。

高台にある神社なので景色も良いのだが、木々が成長して、残念ながら見渡すことができなかった。

 

 

舞台で龍が舞っている。

 

石見地方では神社に神楽殿があり、伝統芸能・石見神楽が行われる。

 

石見神楽は30数種あり、本編に映っていたのはその中でも最も親しまれている大蛇。

 

 

 

山陰本線上り、石見津田駅から鎌手駅へ向かうSLが通る。

 

大日霊神社か大浜漁港を挟んで、写真ではわかりづらいが線路が見える。

 

神社の木々が成長して、本編・高羽アングルでの撮影だと線路が見えない。少しずらして撮影した。

 

大日霊神社のロングショット。

 

国道9号線からのロケ。

 

ロケ当時より高台をすっぽりと木々が覆っていることが分かる。

その右側が大浜漁港。

 

島根県益田市木部町イ−1213

2017年5月訪問

 

 

吊り橋を渡る寅さん。

 

高津川にかかる安富橋。

 

高津川の河川敷で撮影した。

寅さんは大日霊神社でバイをした後、益田の街で海岸線を後にし、内陸部を旅する。

 

島根県益田市安富町1860−1

2017年5月訪問

島根県 津和野町

 

俯瞰。

 

津和野町の俯瞰。

津和野城の出丸からのロケ。

 

観光リフトの降り場から徒歩で行くことができる。

 

島根県鹿足郡津和野町後田

2017年5月訪問

御食事処。すさやの看板。

 

すさやの店内でうどんを食べている寅さん。

そこへ図書館の鈴木と名乗る歌子がやって来て

2年ぶりに再会する。

すさやは訪問時、空き地になっていた。

(※ちびとらが指差している所)

左側にあるブロック塀がロケ当時のままなのか、雰囲気を残していた。

 

島根県津和野町後田ロ682

2017年5月訪問

 

津和野の街並み、教会が見える風景の俯瞰。

 

教会は津和野カトリック教会。

この風景が撮れる場所を探していたところ、ちびとらが宿泊した宿から、ほぼ同じ景色を見ることができた。

※高羽アングルピンポイントでの撮影が困難なため、この場所でご了承ください。

 

2017年5月訪問

 

歌子が勤めている図書館。

 

殿町通りにある養老館。

 

訪問時は調査保存のための修理工事が行われていた。

寅さんと歌子が通りに出てくるときに渡る小さな橋も工事の壁の中にあった。

いつか再訪したい。

 

島根県津和野町後田ロ66 

2017年5月訪問

 

歌子が勤めている図書館にやって来た寅さん。

 

津和野藩の藩校だった養老館の敷地内。

 

2017年の訪問から5年。再訪することができ、養老館の敷地内に入ることができた。

建物が新しくなったり建てられたりしていた。

 

 

 

 

歌子が図書館で職員と話している。

早退を申し出て、待っていた寅さんに話す。

 

図書館の入口だった戸はなくなっていた。

 

 

 

歌子が自転車を押して図書館を出ていく。

その脇でいっしょに歩く寅さん。

 

 

 

図書館から出てくる寅さんと歌子。

 

養老館はきれいに補修されたが、脇の水路なども保存されている。

 

鯉が泳いでいる。

 

現在も木で囲われた花壇もあり、鯉も泳いでいた。

 

街路灯。

 

津和野大橋のたもとの弥栄神社の一ノ鳥居の脇に並ぶ神社の参道の街路灯。

 

島根県鹿足郡津和野町後田ロ60−21

2017年5月訪問

 

仕事を早退した歌子と川岸で語らう寅さん。

 

津和野川にかかる津和野大橋のたもと。

2人のバックに映っているのは山口線の鉄橋。

 

歌子が働く図書館から目と鼻の先にある。

 

島根県鹿足郡津和野町後田ロ60−21

2017年5月訪問

 

歌子が夫・正圀の闘病生活の様子を寅さんに語る。

「すぐ手術したんだけど、手遅れだった…」

 

向こう岸の川に流れ込む水路が今もある。

 

 

 

「あんたも辛い思いをしたんだね」

歌子の話を聞いて慰める寅さん。

 

この場所は現在、小さな公園のような憩いの場所になっている。

 

寅さんと歌子が語った場所だということは、ほとんどの人が知らないんだろうな~…。

 

歌子が涙をぬぐう。

幼稚園の子どもたちが「メダカの学校」を歌いながら歩いている。

歌子といっしょに見つめる寅さん。

 

津和野大橋の左側にある建物は津和野郷土館。

 

 

 

 

「それからこの街に住むようになったんだね」

歌子の脇に並んで座る寅さん。

お世話になった人たちの事、正圀の墓がある事、歌子が津和野に暮らしている理由を話す。

 

河原に降りて撮影。

石垣が雑草に覆われている。

正圀の墓参りをする寅さんと歌子。

 

永明寺の墓地。

 

実はこのカットは河原でのシーンの続きではない。そしてこの後のバス停のシーンのファーストカットでも無いのだ。

寅さんと歌子をロングで撮影しているので分かりづらいのだが墓参りのシーン。

寅友の彰さんが発見され訪問した。

 

島根県鹿足郡津和野町後田ロ107

2017年5月訪問

 

津和野の俯瞰。

 

この後の寅さんと歌子の別れのシーンのロケがあったバス停付近からの撮影。

木が成長していたので少しずらして撮影した。

 

このカットは津和野川にかかる鉄砲丁橋、津和野駅、その奥にある光明寺が印象的。

 

島根県鹿足郡津和野町寺田767−1付近

2017年5月訪問

 

津和野バス停の前に立つ寅さんと歌子。

 

津和野の街の東側・高い所を走る9号線沿い。市街地ではない津和野の美しい町並みを望むことができるこの場所にロケ用のバス停セットを組んだのだろう。

 

この場所では、ちびとらの後ろにある木を避けて津和野の街や印象的な風景が映るように撮影している。

 

 

「寅さんに会えて嬉しかった」

「俺、もしなんだったら、この街にあと2、3日泊まってってもいいんだけどな」

 

歌子は寅さんの旅の邪魔になるからと遠慮する。

歌子のことを見つめる寅さん。

 

この後の旅の予定を話す寅さんだが、次作で旅する唐津がここで出てくる。

 

クラクションの音が聞こえ、バスがくる。

「歌子ちゃん。いま幸せかい?」

「何か困ったことないかね?」

 

この後のバス停のあおりカットの高羽アングルは危険なので断念した。

寅さんがバスに乗りこむが小郡~津和野のバスとなっている。小郡は現在の山陽新幹線の新山口駅。寅さんが言っているように確かに山陽路に向かうバスだ。お客さんが乗っているので、このバス停が始発ではなく、津和野駅か市街地から来たバス(という設定…)なのだろう。

 

バスが走りだし、車内で歌子を見ている寅さん。歌子はバス停で手を振っている。

 

歌子のテーマ曲が流れる美しいシーン。

 

本編で右側に映る日本鋪道(株)の看板のあった付近には、現在、ようこそ津和野町への看板が立っている。

 

ところでこのバスだが、小郡とは逆の方向に走ってしまっている。

日が暮れかかる中、歌子が正圀の実家に帰ってくる。

 

古橋酒造の裏側の路地。

歌子は古橋酒造へ入っていく。

 

古橋酒造の表側は、津和野重要伝統的建造物群保存地区の本町通りにあり、観光用に道路も整備されている。こちらの裏路地は生活道路。

ここは寅友・小手寅さんが発見された。

 

島根県鹿足郡津和野町後田ロ196

2017年5月訪問

 

歌子が家の敷地を自転車を押して歩いていく。

右側にトラックが停まっている。

 

実はここは歌子が路地から入っていった古橋酒造ではない。

本編にも映るトラックのボディに書かれているが華泉酒造だ。

2つの酒造を合わせて正圀の実家という設定となっている。

 

島根県鹿足郡津和野町後田ロ221

2017年5月訪問

神奈川県 横浜市

さくらが歌子の実家を訪ねる。

歌子の父親にとらやに歌子が滞在していることを報告する。

歌子の父親はさくらを駅まで送る。

 

東急東横線の大倉山駅そば。

左側に東急線の線路が見える。

歌子の実家からこの大倉山駅までの道は未発見であり、寅友の間で長年探し続けている。

 

神奈川県横浜市港北区大曽根1丁目2−2付近

2012年11月訪問

 

歌子の父親がさくらに「歌子がご面倒をおかけします。ま、よろしく願います」と頼む。

さくらが大倉山駅に向かう階段を降りていく。

 

この階段を降りて線路脇を左方向に歩けば大倉山駅。

 

 

 

東京都 台東区 上野公園

 

易断本のバイをする寅さん。

 

上野不忍池にある不忍池辯天堂。

参道の脇、不忍池をバックに寅さんはバイをしていた。

寅さんのバックに映る北京飯店や上野ステーションビルは現在、違う建物になり、アパホテルも建設された。

 

東京都台東区上野公園2−1

2022年1月訪問

 

易断本を並べる寅さん。

 

バックに映っているのが不忍池辯天堂。

 

実はこの場所に寅さんは5年後に再びバイで訪れている。わずか数メートルの同じ境内でバイをしていた。

 

島根県 大田市 温泉津町

 

「寅さん。その後、お変わりありませんか」

絹代の手紙のナレーションバック。

温泉津の俯瞰。

 

龍御前神社の奥宮からの撮影。

寅さん、さくら、タコ社長が温泉津に到着した際にタクシーで移動するシーンの間に同じようなアングルが出てくる。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ736

2017年5月訪問

 

「突然この街をお発ちになって、どうしたのかと心配しておりましたが…」

絹代の手紙が続く。

絹代が子どもと雨の中を歩く。

 

絹代が渡るのは港橋。

実は寅さん、さくら、タコ社長もこの橋をタクシーで渡っている。

 

島根県大田市温泉津町温泉津イ791-1付近

2017年5月訪問

 

「妹様のお手紙でご無事に実家にお戻りになったことを知って…」

絹代の手紙が続く。

 

 

 

絹代の手紙が続く。

絹代と子どもが歩いている姿がなまこ壁の並ぶ細い路地の奥に見える。

 

なまこ壁の路地は温泉街に向かう道の途中、内藤家庄屋屋敷の少し横にある。

 

島根県大田市温泉津町温泉津ロ170付近

2017年5月訪問

 

絹代の手紙が続き、窯場で働く絹代の姿。

 

再び登り窯のある焼きもの館。

 

寅さん、さくら、タコ社長を乗せたタクシーが停まった場所が見える。

 

 

「主人も心を入れかえて働く気になっております。これも皆々様のおかげでございます。梅雨の季節に向け、ご家族の皆々様…」

絹代の手紙が続く。

焼き物を運ぶ絹代。

 

 

 

 

 

「どうぞお体をお大事にお過ごしくださいませ」

絹代の手紙のナレーションバック。

 

島根県 益田市

大島に行った歌子からとらやに手紙が届く。「私は寅さんがいつかヒョイとこの島に来てくれるような気がしてなりません。ホントに来てくれないかな」

生コン車を降りる寅さん。

 

寅さんがやって来たのは大島ではなかった!

ラストシーンは、持石海岸。

そう、寅さんは絹代に会いに来たのだった。

 

島根県益田市高津町

2017年5月訪問 

 

海水浴客を見る寅さん。

 

それにしても最後の最後に期待を裏切られて良かった。自立した歌子ではなく、円満で楽しい家族との生活を送っている絹代に会いに来る寅さん。

爽快な気分にさせられるラストシーンだった。

 

奥に見える岬は傷心の寅さんが旅の途中でバイをした大日霊神社のある大浜漁港があるあたり。

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