第21作 ロケ地マップ

大分県 麻生釣駅

夢から覚める寅さん。

 

宮原線の麻生釣駅。

寅さんが訪れてから6年後の1984年に廃線となり、同時に駅も廃駅となってしまった。

現在は国道387号線から駅に入っていく道があるが、その道自体もかなり草が生い茂り、駅があった辺りも草で前に進むのも困難だった。

かろうじて山の形のみ確認できた。

 

大分県玖珠郡南山田村菅原

2018年7月訪問

熊本県 阿蘇市

 

おいちゃんにお見まいを出して良い雰囲気になったところで、とらやの将来、経営について語りだしてひと騒動。旅に出た寅さん。

 

【現地写真は参考】

大観峰からの風景なのだが、ピンポイントからは少し(こういう場所なので距離にすると結構ある)ずれている。

 

次回の訪問で確定させたいと思う。

 

 

熊本県 山都町

石造りの橋を渡る寅さん。

 

通潤橋。

江戸時代の1854年に水不足に悩む白糸台地に農業用水を送るために作られた日本最大級の石造りアーチ式水道橋。

2016年の熊本地震、2018年の豪雨災害のため石垣が崩壊し補修工事を行っていた。橋には近づけず、最初のカットの撮影はできなかった。

 

熊本県上益城郡山都町長原ヌ222-2

2018年7月訪問

熊本県 阿蘇下田城ふれあい温泉駅

 

花に水をあげる親子を見る寅さん。

 

国鉄高森線の阿蘇下田駅。

現在は南阿蘇鉄道の阿蘇下田城ふれあい温泉駅となっている。

 

駅舎も建て替わり、駅周辺も変わっているので、花に水をあげていた家はなかった。

 

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

2018年7月訪問

 

列車の音が聞こえ、ベンチから立ち上がる寅さん。

バックには阿蘇山。

 

残念ながら訪問時は曇っていて雄大な阿蘇山が良く見えなかった。

駅舎にシートがかかっているが、2016年の熊本地震による被害を受けており、南阿蘇鉄道は全線運休していた。

訪問した2日後に高森~中松間で運航を再開。

阿蘇下田城ふれあい温泉駅を含む全線での運航再開は2023年夏を目指している。

 

 

国鉄高森線の列車がホームに入ってくる。

 

寅さんは西の高森駅方面に向かった。

 

今作は(もだが…特に2駅なので)冒頭の麻生釣駅といい、こちらの旧阿蘇下田駅といい、素晴らしい鉄道と駅が登場する。

 

全線運航再開したら必ず再訪してみたい。

 

 

大分県 竹田市

 

祭が行われている。

 

広瀬神社の鳥居前の通りで田町通り。

神社には竹田市に生まれ、日露戦争で戦死した広瀬武夫が祀られている。

 

大分県竹田市竹田

2018年7月訪問

 

 

 

「兄さん寄ってらっしゃいの吉原のかぶ…」

バイをする寅さん。

 

寅さんがバイをしていたのは、鳥居をくぐって階段を上がったところにある鳥居の脇。

熊本県 南小国町

 

橋を渡る寅さん。

農家の女性が牛を追う。

 

田の原温泉の田の原川にかかる田の原中央橋。

 

バイを終えた寅さんは田の原温泉にやって来た。

 

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺7135付近

2018年7月訪問

 

田野原温泉の俯瞰。

橋、その向こう側には神経痛・大朗館がある。

 

橋は田の原大橋で、寅さんが訪れた5年後の1983年に完成している。

ロケ当時より少し右側に移動したようだ。

 

橋手前の左側の家がロケ当時のまま。

 

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺

2018年7月訪問

 

田の原温泉に入っていく人。

 

大朗館の隣にある共同浴場は、ロケ当時のままだった。

 

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺7130

2018年7月訪問

 

「おじさん、ここは温泉かい?」

「こりゃいいな。部屋あるのかな?」

神経痛の看板のある大朗館の前に立つ寅さん。

赤ん坊を抱いた主人が立っている。

 

大朗館は建て替わっていた。

 

熊本県阿蘇郡南小国町満願寺7130

2018年7月訪問

 

鐘がつかれている。

 

大朗館や共同浴場の並び、田の原川沿いにある明蓮寺の鐘と思われる。

 

熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺7127

2018年7月訪問

 

田の原川、田の原温泉の夕方。

ロングショット。

 

田の原川に沿って大朗館から上流に行った所がカメラ位置。

この位置はこの後も登場する。

 

熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺7126付近

2018年7月訪問

 

 

「朝飯遅かったから、まだ腹空いてねえんだよ。どっかその近くぶらっと散歩してくらあ」

宿の主人に昼飯を何にするか聞かれて答える寅さん。

 

寅さんが田の原温泉のおばあちゃんと座っていたのはロングショットのカメラ位置、田の原川の上流にある小さな橋を渡ったところ。

 

熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺7126付近

2018年7月訪問

 

宿の主人が、寅さんに、ここから下ると大きな千年杉があるので見てきたら良いと勧める。

 

小さな橋は架け変わっている。

 

 

熊本県 小国町

宿の主人に勧められて「大きな千年杉」を散歩して見に来た寅さん。

 

阿弥陀スギ。

寅さんが立っていた脇に昭和9年の文字が見える白い碑があった。昭和9年に国の天然記念物に指定されている。

寅さんは写真の阿弥陀スギの右側に立っていたが、そのバック後ろに見えているのが真教寺。

 

熊本県阿蘇郡小国町大字黒渕

2018年7月訪問

 

「東京は葛飾柴又の車寅次郎。人呼んでフーテンの寅。故あってこの宿に滞在しています。宿にでも話にいらっしゃい」

スギの下で農家の女性にふられて涙している男に名を尋ねられ答えた寅さん。

 

それにしても田の原温泉の大朗館から阿弥陀スギまでは約14キロ。歩いたら3時間近くかかる…。

「この宿」というセリフから、このスギは大朗館のすぐそばということなのだろうが…

山口県 柳井市

 

宿賃を貸してくれないか、という寅さんからの手紙を読んださくら。

寝台特急ブルートレインが海岸線を走る。

 

山陽本線が走るこのワンシーンは、柳井市の遠崎地区で撮影された。

山陽本線が広島県を出て山口県に入り海岸線が瀬戸内海に突き出たこのエリアがある。

 

山口県柳井市遠崎

2019年4月訪問

熊本県 小国町

バスが走るロング。

 

バスが走っているのは蜂の巣湖脇の647号線。

バスが渡っているのは蕨野橋。

 

訪問時は緑が多くなっており、橋が見えづらくなっていた。

 

シーンは山口県から一気に九州に飛ぶ。

 

熊本県阿蘇郡小国町黒渕

2018年7月訪問

 

トンネルを走るバスの車窓・正面。

 

トンネルは蜂の巣隧道。

この前のカットでバスが走っていく方向にある。

バスが渡る赤い橋は下筌橋。

 

バスが走っているのは大分県になる。

 

大分県日田市中津江村栃野

2018年7月訪問

 

さくらがダムの脇を走るバスに乗っている。

 

下筌橋を渡っていると見える下筌ダム。

 

大分県日田市中津江村栃野

2018年7月訪問

 

 

さくらを乗せたバスが温泉街を走る。

 

この温泉は杖立温泉。

 

さくらはハッとしたに違いない。

5年前(第12作)でさくらは博、満男やおいちゃん、おばちゃんといっしょにこの杖立温泉に旅行に来ているのだ。

 

熊本県阿蘇郡小国町下城4185付近 

2018年7月訪問

 

バスが停車する。

バスの待合室にいる人。

 

日田バスの杖立発着所。

待合室は建て替わっているが、中から撮影した。

 

熊本県阿蘇郡小国町下城4185付近 

2018年7月訪問

 

留吉が諏訪さくら様と書いた紙を持って、叫んでいる。

さくらが留吉のもとへ行く。

 

留吉のお出迎えを受けて、さくらが留吉に付いていく。

 

景色を見ている浴衣姿の温泉客のようにちびとらも景色を見てみた。

熊本県 内牧駅

 

寅さんとさくらが留吉に駅に送ってもらう。

 

豊肥本線の内牧駅。

駅舎は平成28年の震災で被災し、損壊し解体された。

 

駅前に並ぶ建物もだいぶ変わっていた。

電気店も無くなっていた。

 

熊本県阿蘇市乙姫

2018年7月訪問

東京都 台東区

公演を終えたナナコを寅さんが食事に誘い、留吉、しのぶといっしょに歩く道。

 

東京国際劇場は現在の浅草ビューホテルの場所にあった。

 

坂本香料さんの街頭広告は同じ場所に今も設置されている。

 

東京都台東区西浅草3-20−13付近

2010年3月訪問

 

寅さんが「神田のキリン堂」が倒産して投げ出したスカーフのバイをしている。

 

ちびとらが立っているのはバイの場所ではなく、右側の水色の壁のあたり。

 

このあたりは開発によってだいぶ変わった。

 

東京都台東区浅草1−25−15

2010年3月訪問

 

 

寅さんがバイをしていると留吉が洋食店ヨシカミの前でしのぶにアプローチしている。

「ふられるのは時間の問題です!」と寅さん。

 

六区ブロードウェイにあるヨシカミさんは訪れた日も賑わっていた。残念ながら昼食に入ることは断念した。

 

東京都台東区浅草1−41−4

2010年3月訪問

 

東京都 荒川区

 

奈々子が電車が走る脇の跨線橋を降りてくる。

奈々子は実家へ帰っていく。

 

常磐線日暮里駅のそばにある芋坂跨線橋。

奈々子のバックにも濃い緑色の常磐線が走っていた。

 

東京都荒川区東日暮里5丁目55−2

2022年2月訪問

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