第25作 ロケ地マップ

群馬県 嬬恋村

 

夢から覚めた寅さん。

蔵の穴から覗いている。

 

鎌原神社の参道にある郷倉。

備荒貯蓄のために穀物を貯蔵した倉。

 

寅さんが顔を出していた穴は保存のためか、木で塞がっていた。

 

群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原

2012年11月訪問

 

郷倉から出てくる寅さん。

 

入口の木戸の右にある郷倉の書かれた木の看板は文字が見えてなくなっていた。

奥に少しだけ見えているのが鎌原神社の本殿。

 

鎌原神社の郷倉は、200年以上前の天明8年(1788年)に建てられたという記録が残っているという。

その5年前の1783年に浅間山が噴火し、神社付近は大きな被害を受けた。

 

子どもたちが「捕まえろ!」と叫びながら神社の鳥居をくぐってくる。

 

ちびとらも子どもたちと同じように鳥居を走ってくぐってみた。

 

郷倉の歴史を知れば納得するが、ひっそりと建つ神社と郷倉でロケを行った山田組、ロケハンをされた方々のすごさを感じた。

 

子どもたちが郷倉の前を走っていく。

入口に座る寅さん。

 

本編では屋根部分が映っていないが、茅葺きの置き屋根となっている。

 

この郷倉は、近世の蔵の特徴を知ることができる貴重な建造物とされ、嬬恋村の重要文化財となっている。

 

 

 

子どもが神社の石塔に座っている。

郷倉、鎌原神社から歩きだそうとする寅さん。

 

郷倉、鎌原神社の周辺の家などは建て替わっているが、ロケ当時の雰囲気を感じることができるロケ地。

 

 

 

群馬県 長野原町

 

メインタイトルバック。

 

男はつらいよ

寅次郎ハイビスカスの花

 

大笹北軽井沢線沿いから雄大な浅間山を撮影。

鎌原神社から南下したところにある。

 

群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990付近

2015年7月訪問

 

 

群馬県 嬬恋村

砂利道の田園地帯を歩く寅さん。

車 寅次郎  渥美 清

さくら    倍賞千恵子

 

嬬恋村鎌原。

畑には「嬬恋村」の看板が立っているように見える。

夢から覚めた寅さんは、鎌原神社にほど近い道を歩いていた。

 

群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原263

2015年7月訪問

何か農作物の作業をしているおばあさんに道を尋ねる寅さん。

 

鎌原地区。鎌原神社の南側の道。この前の砂利道とつながっている道。

このあたりは1783年の浅間山の噴火で村落のほぼ全域が埋没したが、その後の復興で宿場街として再び繁栄したそうだ。寅さんが歩いた道はかつての街道だったようだ。

 

群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原

2015年7月訪問

倉(蔵)の外観。

 

寅さんが道を尋ねたおばあさんが作業していたのはこの倉の前。

 

寅さんが歩いた街道沿いには、このような倉が多く見られた。

味噌などを貯蔵していた倉だという。

 

メインタイトルバックに映った美しい浅間山とともに、浅間山の噴火、その地域の人々の暮らしや歴史を描き映していることが分かる。

長野県 軽井沢町

 

足を水に入れて冷たがっている寅さん。

リリー 浅丘ルリ子

 

白糸の滝。

寅さんは鎌原地区から、浅間山の東側をだいぶ南下して長野県の良く知られた観光地を旅している。

 

長野県北佐久郡軽井沢町長倉

2015年7月訪問

 

山道の木の橋を渡る寅さん。

 

白糸の滝から土産店・駐車場への道の途中。

 

残念ながら、高羽アングルでの撮影には川まで下りなくてはいけないが、柵もあり困難だったのでアングルを変えて撮影した。

 

白糸の滝の観光を終えた観光客が坂道を下っている。

 

白糸の滝から下ってきて売店の手前あたり。

売店の前に走っている道路が白糸ハイランドウェイ。

 

季節によるのかもしれないが観光客が多い。

 

 

 

売店の前のベンチで蕎麦を食べるカップル。

 

草軽交通(株)白糸の滝店の店内が高羽アングルのカメラ位置。

 

ベンチは無かったが、お土産を買って店内から撮影させていただいた。

 

長野県北佐久郡軽井沢町長倉 山国有林内2097

2015年7月訪問

 

蕎麦を食べるカップルの脇に座る寅さん。

店の人が出てきて寅さんに注文を聞く。

 

草軽交通(株)白糸の滝店の店頭。

 

ベンチから立ち上がる寅さん。

カップルがベンチとともにひっくり返る。

ホースで水をかける寅さん。

 

土産店はロケ当時より右側に増えていた。

 

 

ところてんの垂幕。

 

本編では草軽交通(株)白糸の滝店の右隣の店舗にところてんの垂幕がかかっていたので、現在だと、このうどんの垂幕の上あたり。

右側のいわな炭火焼きの店舗はロケ以降に新たにできた。

東京都 江戸川区 小岩駅前

博がバイクで取引先に向かっている。

 

総武線・総武本線の小岩駅の北口。

駅前は道路を含めて整備されているが、ロケ当時からあるイトーヨーカドー小岩店が健在。

 

本編に映るたくさんの自転車だが、今や駅近には必ずといっていいほど駐輪場があるので、見られなくなった光景。

 

東京都江戸川区西小岩1-24付近

2010年10月訪問

 

 

リリーが歩いていく後ろ姿。

 

総武線の小岩駅北口の高架下。

左側曲がり角の蕎麦店けやきは変わらず営業を

続けていた。

 

東京都江戸川区南小岩8-15-3付近

2010年10月訪問

 

 

リリーと博が再会して立ち話をする。

「ね、あの人どうしてる?寅さん」

 

けやきの店頭。

 

東京都江戸川区南小岩8-15-3

2010年10月訪問

 

 

 

沖縄県 那覇空港

「リリーが俺のこと待っているからね」

車椅子に乗せられて那覇空港ターミナルから出てくるフラフラの寅さん。

 

旧国内線ターミナル、現在のLCC専用ターミナル。背後に見える目印が本編にも映っている灯台(先原崎灯台跡)だ。

ターミナルの建物があるため、ずらして撮影している。

 

沖縄県那覇市鏡水

2015年3月訪問

 

寅さんを乗せた牧志行きの銀バスが発車する。

 

現在のLCC専用ターミナルは、那覇空港貨物ターミナルB棟でもある。

那覇空港は建て替えられ、新しいターミナルとなり、かつては道路もあったこの場所も現在は倉庫群となっている。

 

 

沖縄県 那覇市

 

寅さんを乗せたバスが走る。

 

国際通り。

右側のスターバックスが入っているレンガ色の建物がロケ当時のまま。

歩道橋がなくなり、左側にはドン・キホーテなどもできている。

 

沖縄県那覇市牧志3-1-6付近

2015年3月訪問

 

バスに乗っている寅さん。

 

国際通りの東口付近。

バスは、ゆいレールの牧志駅そばの安里三差路を国際通りから西方向(左折)へ曲がる。

この前に国際通りを走っていたバスが向かった方向とは逆方向にある場所だ。

そもそもバスは牧志行きだったので、ロケ用に走っているバスと考えられる。

 

沖縄県那覇市安里1-4-14

2015年3月訪問

 

 

バスに乗っている寅さんと車窓。

 

本編をよく見ると、映画館らしき建物が映る。

左側のマンションがかつて琉映本館があった場所。

現在は建て替わり、本編に映る右側もマンションになっている。

 

沖縄県那覇市安里1-4-14

2015年3月訪問

 

沖縄県 嘉手納町

 

バスの中で居眠りをしている寅さん。

車窓には基地。

 

アメリカ軍嘉手納基地の北側。

ゲートと赤いポールが目印。

 

牧志行きのバスだったはずだが、なぜか嘉手納基地を走っている。乗り換えた設定か。

 

沖縄県中頭郡嘉手納町屋良

2015年3月訪問

 

 

頭上をアメリカ軍の飛行機が飛んでいる。

そこへ寅さんを乗せたバスが走る。

 

先ほどの道路の上に通っている赤いポールから少しだけ東方向に進んだ場所。

 

ここで出てくるバスも牧志行きの表示なので、乗り換えていないことになる。

 

沖縄県中頭郡嘉手納町屋良

2015年3月訪問

沖縄県 那覇市

 

たがみ病院でバスを降りる寅さん。

 

現在はオリブ山病院となっており、病院そのものは大きく変貌している。

 

バス停はこの角にあったそうだ。

 

沖縄県那覇市首里石嶺町4-356付近

2015年3月訪問

 

寅さんがリリーをお見舞いした翌朝。

宿の部屋の扉を開ける寅さん。

部屋からの景色。

 

この後紹介するように寅さんが宿泊した宿はなくなっている。そのすぐ目の前にある沖縄セントラルホテルの部屋からは似たような景色を眺めることができる。

寅さんが部屋から見たのは牧志2丁目一帯の街並み。

 

ピアノと書かれたマンションも当時のまま。

(画像中央の建物)

 

ホテル入船の部屋から顔を出す寅さん。

 

ホテル入船と手前の木造の家に目が奪われがちだが、ホテル入船の奥は実は近代的な白いマンション。そして現在も当時のまま。

ロケ当時、2階のベランダはホテル入船が目の前に立っていて見えていない。

 

沖縄県那覇市牧志2-13-14

2015年3月訪問

 

商店街。

 

本編ではここから商店街、市場のシーンが連続する。 

まず最初は少し前に出てきた国際通りを入った平和通り。国際通りのロケ地からすぐの場所。

 

本編左側に映る緑色ののれんの店、富士屋靴店が今も営業していた。

 

沖縄県那覇市牧志3-2-60付近

2015年3月訪問

 

服飾店の軒先からカメラは左にパンする。

 

平和通り商店街とえびす通りの交差路。

 

本編にはパン前の画にマルカという看板が一瞬だけ映る。ロケが行われたのはマルカという店舗があったこの場所。

 

沖縄県牧志3-5-20付近

2015年3月訪問

 

 

カメラがパンすると服飾店を挟んで別の路地。

バックに「ハイサイおじさん」が流れている。

 

こちらはえびす通り。

 

富士屋靴店と同様に物証があるので、この一連のカット群の中では間違いのない場所。

 

このあたりのカットはかなり揺れている。手持ちカメラでのロケだったのか…。

 

 

八百屋。

ゴーヤなどが並んでいる。

 

旧第一牧志公設市場の一角。 

第一牧志公設市場の市場本通りから見て裏側。

 

こちらは寅友の彰さんが店員さんのロケ当時の証言も得ている。

 

沖縄県那覇市松尾2-10-1

2015年3月訪問

 

エラブ(海蛇)の品書きのぶら下がった店頭。

 

現在は、鰹節店。

この場所は、すでにロケ当時からいくつかの店舗が入れ替わっている。

 

第一牧志公設市場の1階にあり、ロケ当時はエラブを取り扱っていた。

 

沖縄県那覇市松尾2-10-10-1

2015年3月訪問

 

瓶詰めの商品が並んでいる。

 

浦崎漬物店。

店頭にたくさん並んでいたのは、スクガラスという沖縄県のアイゴの稚魚を原料とした塩辛。

 

この前のエラブのお店(現・鰹節店)の向かい側にある。

 

沖縄県那覇市松尾3-3-4

2015年3月訪問

 

果物店。

 

第一牧志公設市場の1階にある上原果物店。

 

果物や電球がぶら下がっていたりするのはロケ当時と変わらない同じ雰囲気。

 

沖縄県那覇市松尾2-10-10

2015年3月訪問

右手前、左側に服飾店。

日よけの布が頭上に張られている。

 

琉球銀行牧志市場出張所の前あたり。

第一牧志公設市場が左奥に映る。

 

日差しが強いので商品を傷めないように布を 張っていたのだろうが、ロケの後、アーケードが完成した。

 

沖縄県那覇市牧志2-10-10

2015年3月訪問

「さて沖縄県民の皆さま、毎日お仕事本当にご苦労さまでございます。私は東京は葛飾柴又からはるばる海を越えてジェット機に乗ってやってまいりました。ご当地初のお目見えでございます」

バイをする寅さん。 

 

バックに見えている二又に分かれる道は新天地市場本通り。手前左角がバイの位置。

 

沖縄県那覇市牧志3-3-1

2018年4月訪問

 

「今日は一切儲けは考えない。本来ならこれ全部タダでやっちゃえ。しかし私には病気の妻がいます。私の愛する恋女房。これがいい女だ」

サンダルのバイをする寅さん。

 

ロケ当時、寅さんの後ろに見える那覇高等美容学校の手書き文字は訪問当時、看板になっていた。

 

沖縄県那覇市牧志3-3-1

2015年3月訪問

 

お客さんが笑う。

 

市場中央通り側を映しているが、アーケードができているので印象がだいぶ違う。

左側の黄色いテントの中村商店はロケ当時のまま。

 

 

 

寅さんのバイのロング俯瞰ショット。

寅さんがさくらに書いた手紙のナレーション。

 

新天地市場本通り側から撮影。

 

左側にあった果物屋はなくなっていたが、露店が出ていた。

 

沖縄県那覇市松尾2-21-7

2015年3月訪問

 

寅さんのバイシーンからカメラがパンする。

街並み、家。

 

隠れてしまっているが、見えている建物は同じだった。

 

 

 

クリーニング店の車に乗って、たがみ病院にやって来た寅さん。

 

先に紹介したように、たがみ病院は大きく変貌を遂げているが、この車が停まったあたり、坂道はロケ当時の雰囲気を残している。

 

沖縄県那覇市首里石嶺町4-356

2015年3月訪問

 

 

 

「そうか、良かったな」

リリーから退院できることを聞く寅さん。

 

寅さんとリリーの背後に教会が見えている。

病院そばの公園から教会を撮影した。

(※本編アングルとは異なります。)

 

沖縄県那覇市首里石嶺町4

2015年3月訪問

 

沖縄県 渡嘉敷村

リリーと高志が小舟で漁をしている。

 

那覇から慶良間に向かう手前・前慶良間にある前島。地元の人たちは「メージマ」と呼ぶ。

昭和37年の台風の被害もあり、当時の住民36人は全員、沖縄本島に移住したという。現在、実質無人島で定期航路は無い。渡嘉敷港か那覇港からチャーター船などで上陸するしかない。

 

沖縄県島尻郡渡嘉敷村

2022年12月訪問

沖縄県 本部町

 リリーが高志と海から帰ってくる。

「おばさ~ん、おばさ~ん」といって魚を上にあげる。

 

瀬底島をのぞむ本部町健堅・浜崎漁港の海岸の道。

 

リリーが柴又に書いた手紙のシーンから沖縄に話は再び戻る。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅1095付近

2015年3月訪問

国頭という表札のある家。

リリーが「ほら、こんなにたくさん」と小走りで庭に入っていく。

 

前のカットの道とは別の場所。

前のカットからカメラがパンしているが、途中から別のパンのカットに変わる。前のカットの道からそのまま国頭家が行けるように見せているが、珍しく映像編集の加工。

 

すぐ近くではあるが、前の道とは全く別の場所。

 

リリーが国頭家の前で立っている。

「寅さんおかえり」とリリー。

リリーに迎えられて、バイ(?)から帰ってくる寅さん。

 

寅さんとリリーの夫婦のような本部での生活で最も印象に強いシーン…。

が、訪問時、ロケ現場そばで工事が行われていたらしく車両が何台も停まっていたため、寅さんが歩いてきた道が画像では分かりづらい。

 

 

 

2015年3月の訪問時は、上の写真のように工事車両が多かった。

 

こちらは2018年4月。

2度目の訪問時の写真。

 

寅さんが歩いてきた道がしっかりと分かる。

 

「ビール冷えてるか?」

リリーにお風呂に行っておいでと言われ、風呂桶と風呂道具を受け取る。

 

寅さんとリリーが下宿している国頭家の主屋は取り壊されていたが、本編に映るトタンの小屋が残っていた。

 

 

沖縄県国頭郡本部町健堅1095付近

2015年3月訪問

夕方の海岸。

寅さんのリリーの夕飯、語らいの前のインサートカット。

 

健堅・浜崎漁港の端のカーブ。 

遠くにとんがって見えるのは伊江島の城山。

手前左側に瀬底島が少しだけ映っている。

現在、瀬底島とを結ぶ瀬底大橋が完成したのでロケ当時のようには撮影できない。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

翌朝。海岸の家の門。

 

リリーが海から帰ってきた道の一本北側の道。

この道を海岸から写真手前側に進むと、国頭家にすぐ行くことができる。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問1095付近

 

 

漁港。

漁から帰ってきた人々が会話している。

 

浜崎漁港。

寅さんとリリーが下宿していた国頭家の目の前は浜崎漁港だ。

この漁港、海岸で多くのシーンが撮影されている。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

 

リリーが「おばさん、寅さんどこ行ったか知らない?」と聞く。

おばさんが「涼しい所探しに出かけていきよった」と教えると、リリーが「何考えてんだろうね」と嘆く。

 

 

 

 

 

沖縄県 今帰仁村

 

「暑い、暑い」

アイスクリームを片手に歩く寅さん。

 

今帰仁村のサトウキビ畑を通る道。

 

沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺293-1

2015年3月訪問

 

 

電柱の影にそって立つ寅さん。

 

こちらは2度目の訪問時の写真。

 

寅さんに細いわずかな影を作っていた手前右側の電柱はロケ当時、木製だった。

 

沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺293-1

2018年4月訪問

 

 

電柱。

 

一応、同じような位置に立っている電柱を撮影してみた。

 

 

 

ふらふらになって歩く寅さん。

 

先ほどの道を南方向に歩いている。

 

沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺293-1

2015年3月訪問

 

木陰に隠れる寅さん。

アイスクリームを落として、葉っぱで扇いでいる。

 

与那嶺戦没者慰霊碑。

鳥居がなくなり碑もロケ当時と異なるが、戦没者慰霊碑が立っている。

 

沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺293-1

2015年3月訪問

 

 

「高志か、どこ行くんだお前?」

車が通りかかり停止する。

高志が車から「寅さん、何してるんですか?そんな所で」と聞く。

 

高志が車で通りかかって寅さんを見つけるくらいなので国頭家から近い設定なのだろうが、実際にはかなり離れている。

 

ロケ当時と左側の道の形状が違っている。ロケ当時は右手にカーブしているが、現在は直進の道になっていた。

 

 

「この沖縄っていうのは、とっても人間の住める所じゃねえな」

高志が「寅さん、沖縄の悪口言うなら降りてください」という。

車が発信する。

 

今帰仁城の方向を映している。

 

 

沖縄県 本部町

高志が行くと言っていた海洋博。

 

海洋博公園の入口俯瞰。

114号線を挟んだところにある休憩室脇の小さなデッキから撮影した。

 

本部よりさらに北側なので、海を挟んだ伊江島・城山により近づいている。

木々の関係で右側が本編より切れている。

 

沖縄県国頭郡本部町石川424

2015年3月訪問

 

水族館。

 

美ら海水族館。

建物が建て替わっている。

 

沖縄県国頭郡本部町石川424

2015年3月訪問

 

 

この後、寅さんが見学するイルカショーのシーンが続く。

 

イルカショープールは現在、場所が移動している。

 

ロケ当時のプールはこのあたりにあったそうだ。

 

海岸にやってくる寅さん。

「暑い」と船の陰に隠れる。

 

再び本部健堅の浜崎漁港。

左側のコンクリートの倉庫はロケ当時のまま。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

「おかみさんよ、せがれどこ行った?」

寅さんが聞くと、高志は仕事を休んでリリーを病院に連れて行ったと知る。

 

寅さんと同じように船の陰に座ってみた。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

沖縄県 金武町

 

リリーが高志の車で移動している。

「そこにゲートがあるでしょ?正面を曲がって」と道を指示している。

 

金武町にあるアメリカ軍キャンプ・ハンセンのゲート近くを車は走っていた。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4250-1付近

2015年3月訪問

 

車窓。キャンプ・ハンセンのゲート。

 

高志の車は329号線を西方向に走ってきて、キャンプ・のハンセンのゲート前を左折した。

 

沖縄県金武町金武4257

2015年3月訪問

 

リリーを乗せた高志の車が左折する。

 

キャンプ・ハンセン前の新開地へと入っていく。

角にあったペプシの自動販売機のあった店。

現在は車両は入れず歩行者用道路になっていた。

 

沖縄県金武町金武4257

2015年3月訪問

 

 

リリーは辺りを見ながら、車は新開地の奥へと進んでいく。

 

右側はアクティブ・パークという公園になっていた。

道路も歩行者用でレンガ敷きとなり整備されている。

 

沖縄県金武町金武

2015年3月訪問

 

 

車はさらに新開地の奥へと進んでいく。

クラブが立ち並んでいる。

 

突き当りにあるシャングリラはロケ当時の面影の残している。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4196-7

2015年3月訪問

 

 

クラブの看板、建物。

 

看板はなくなっていたが、右側の格子状の壁などロケ当時の面影を残していた。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240付近

2015年3月訪問

前のクラブの看板、建物からカメラはパン。

高志が車を停めている。

 

クラブシャングリラ側からキャンプハンセン方向をカメラは向いている。

電柱は変わったが、左側の角の建物の瓦、右側奥の1階部分が白い建物など、ロケ当時のままのものも多い。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240付近

2015年3月訪問

 

 

車の脇で立っている高志。

クラブワシントンから出てくる男女。

 

ここの建物はロケ当時と変わらない。

ワシントンの新しい看板があった。ダーツバーだ。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240付近

2015年3月訪問

街の風景。

音楽を聴きながら話をしているアメリカ人。

 

リリーを乗せた高志の車が走ってきたキャンプ・ハンセンのゲートの方に少しだけ戻ったあたり。

本編で右側奥に映るハワイの看板。現在も右側の水色の建物がハワイ。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4268-7付近

2015年3月訪問

 

ユートピア、ムーンリバー、シャングリラなどの看板。

 

右側の建物は外壁の色が変わったりしているが当時のまま。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240-6

2015年3月訪問

 

坂の上からの街の風景。

左側に88やチャンピオンの看板。

 

高志の車が停まっていた場所から、わずかに西に行ったところからの撮影。

一番奥にキャンプ・ハンセン。

左側の2店舗は現在も同じ。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4270付近

2015年3月訪問

 

ニューヨークの看板。

 

この場所だけ一連のシーンのロケ地とだいぶ離れている。

キャンプ・ハンセンのゲートに近く、329号線に面している。

 

全く当時の面影はないが、寅友の彰さんが現地での聞きこみで突き止めた。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4300

2015年3月訪問

 

リリーがワシントンから出てくる。

「どこも不景気だね」とつぶやく。

高志はリリーのためにドアを開ける。リリーのために運転手に徹している。

 

現在はダーツバーの看板が出ているワシントンだが、当時はリリーが歌えるような店だったのだろうか。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240付近

2015年3月訪問

 

「まっすぐ行ってくれる?もう一軒心当たりがあるから」とリリーが高志に頼む。

 

すでに登場した坂道の方角、西方向にここで向かう。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4240付近

2015年3月訪問

 

 

リリーを乗せた高志の車が走ってくる。

 

ちびとらが立つ角を右側に坂を上がったところがすでに登場した坂道からのカットのカメラ位置。

また、正面つきあたりの建物はこの新開地のシーンの最初の方に出てきた建物。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4270付近

2015年3月訪問

 

 

リリーが別のクラブに入っていく。

 

現在はクラブ・オアシスになっている。

アメリカ人と女性が話していた入口の階段も残っている。

 

沖縄県国頭郡金武町金武4270付近

2015年3月訪問

 

ドライブイン・レストラン浜田。

高志の車が停まっている。

飛行機の音。

 

リリーと高志が食事をして、仕事の話や寅さんの話をする。

現在は、美容室ミントになっている。

 

沖縄県国頭郡金武町金武8032-5

2015年3月訪問

 

沖縄県 国頭村

カチャーシーを踊る寅さん。

「唐船ドーイ」を唄う人々。

 

仕事探しに奔走するリリー、それを見て寅さんについて苦言を呈する高志。

そんな中、寅さんは沖縄を満喫しているシーンだが、オクマビーチでロケが行われた。

 

ロケ当時よりリゾート化されている。

 

沖縄県国頭郡国頭村奥間913

2015年3月訪問

沖縄県 本部町

 

家の前で家事をしているリリー。

寅さんが誰かと話しながら帰ってくるのに気づく。

 

すでに寅さんとリリーが暮らしていた離れは解体されているが、位置関係からこのあたりだと推測できる。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

 

「おい、気をつけろよ。転ぶぞ」

寅さんがイルカショーのお姉さんを見送る。

 

寅さんとリリーが下宿している国頭家の中からのアングル。

 

向かい側の家はロケ当時のまま。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

 

喧嘩した翌朝、リリーに話しかける寅さん。

しかしリリーは既に出て行った後だった。

 

実際には、もう少し右側かと思うが家がなくなっていることもあるので、雰囲気としてここで撮影してみた。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

 

 

「ちょっと待てリリー」

那覇空港に行ってしまったリリーを追いかけて浜崎漁港に走ってくる寅さん。

 

何度も登場した健堅の集落から浜崎漁港への道を寅さんは走ってくる。

トランクも持っているので、恐ろしい身支度の早さ。

 

沖縄県国頭郡本部町健堅

2015年3月訪問

群馬県 中之条町

上荷付場バス停から顔をのぞかせている寅さん。

 

草津を通る292号線沿いにある。

 

バス停が「男はつらいよ」のロケ地として復元されている。

 

こちらは2度目の訪問時の写真。

 

群馬県吾妻郡中之条町入山

2012年11月訪問

 

バス停でバスを待つ寅さん。

 

車の音がしてマイクロバスが通る。

うちわを振る寅さん。

 

 

寅さん、リリーを乗せたバスが草津へと向かって走っていく。

 

しかしながら、バスが走っていくのは草津とは逆方向。

バスは山道を下っているが、上っていかなくては草津方面ではない…。

 

こちらは3度目の訪問時の写真。

 

群馬県吾妻郡中之条町入山

2015年7月訪問

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更新 第35作ロケ地の旅を更新しました。

新発見 寅さんが墓を堀った中通島のロケ地

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「男はつらいよ」飛耳長目録

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