2021年

10月

25日

埼玉県でロケがあった!

結論から申し上げます。

なんと、埼玉県で「男はつらいよ」のロケが行われていました!

 

これまで、

・寅さんが行っていない県は3つある

・「男はつらいよ」のロケは、高知県、富山県、埼玉県の3つの県では行われていない

とされてきました。

 

その定説が変わるロケ地の発見です。

この画像を見て、どのシーンかすぐ分かる方は多くはいないと思います。

実は、この山々、雲海、雲海の下にある街が埼玉県なのです。

 

こちらが映る作品とは…。

それは、第14作「男はつらいよ 寅次郎子守唄」です。

 

そして、そのシーンとは…。

松竹映画の文字が消えて、本編が始まってすぐ。

「昔、ある村にな。とても働きものの夫婦がおった。正直者で人には親切で村じゅうで…」のナレーション(昔話風)で始まる寅さんの夢の中のシーンです。

 

本編の映像では、日の出前の山々の稜線、シルエット、そしてその山々の下には雲海が発生しています。

 

このシーンが撮影されたのは、埼玉県秩父市の美の山公園です。

このシーン、ワンカットのためだけに、埼玉県でロケが行われたのです。

 

この後、夢から覚めた寅さんが旅をするのは群馬県の妙義山一帯。

寅さんが山門でザクロを食べるシーンが撮影されたお寺を発見するなど、何度も訪問してきました。

そして、夢のシーンの雲海が発生した山々も山の形などがゴツゴツしているので、てっきり同じ群馬県の妙義山のあたりかなと思っていました。

 

そのロケ地が埼玉県秩父市のこの地であるとおおむね分かったのが去年の夏のこと。

 

ただこの間、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言などが発出されており、現地への調査、訪問ができない状況が続きました。

この定説を覆す発見は、衝撃的な事実で長年、多くの方々が発言されてきたことを否定することにもなり、確かなことが分かるまでは発表することを控えてきました。

違っていた時の事も考えると寅友の皆さんにも言うことができません。

 

しかし今回、現地への調査、訪問を行い、ついに確証、確定することができました。

 

写真は、新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除されていた10月18日、雲海の発生を狙って早朝5時30分過ぎから撮影したものです。

 

撮影したのは、美の山公園の山頂展望台からです。

 

雲海と秩父の山々を撮影する有数の撮影スポットで知られるこの場所で、多くの写真愛好家、雲海の撮影をしている方々に混ざって、「男はつらいよ」のロケ地を撮影してきました。

 

そしてこの写真は、後日、本編アングル、高羽アングル、撮影のピンポイントで撮ったものです。

夕暮れの時間帯を狙って撮影しました。

撮影したのは、黒谷の展望所。

 

雲海は発生していませんが、これはこれで素晴らしい風景でした。

高羽アングル、撮影ピンポイントでの雲海発生時の撮影も可能であれば行きたいと思っています。

 

 

本編のパンが始まるところで映る横に広がる山、それは両神山(りょうかみさん)。

 

 

 

 

 

そしてパン途中に映る特徴的な山、それは二子山(ふたごやま)。

 

2つの山があるのは、埼玉県秩父。

 

実はこの2つの山、その見え方が埼玉県、秩父の美の山公園での撮影だということを発見するに至ったきっかけでした。

 

2つの山がこのように見えるのは埼玉県方向からしかない!と確信したのです。

 

しかしながら埼玉県ではロケはなかった、という定説があることから、確証を得るためにさらなる調査が必要でした。

そこに入ってきたのが雲海は埼玉県秩父市で発生するという情報。

いろいろ調べた結果、この美の山公園にたどり着いたのです。

 

緊急事態宣言も解除され、雲海が発生する10月~11月の期間、現地への調査、訪問を行おうとしていた最中、偶然にも寅友の方からのお誘いで、「ある場所」へ行くことになったのです。

もちろん一緒に行った寅友の方々は、私が心に留めていたこの埼玉県ロケ地の話は知りません。

たまたま偶然、時期が重なっただけです。

 

その訪れた「ある場所」で、このシーンが埼玉県秩父の美の山公園での撮影であるという一つの補強材料を得ることができたのです!

 

「ある場所」とは…。

 

会津磐梯山を望む福島県湯川村の湯川たから館。

「男はつらいよ」の撮影を務めた高羽哲夫さんの資料館です。

 

(近日アップの高羽哲夫の軌跡~湯川たから館~ に続く…)

2021年

2月

01日

新発見!京子の家(第14作) 2020年6月

 第14作「寅次郎子守唄」のマドンナは木谷京子さん。

 「飴振って痔固まる」(雨降って地固まる)ととらやの茶の間でギャグを言った人であります。

 

 今回の記事では、京子さんが暮らした街、そして京子さんの家について紹介します。

 この新発見は、去年の6月に調査しました。

 

 病院で看護師を務める京子さん。夜勤明けにわざわざとらやへ赤ちゃんの様子を見に来ました。その後、京子さんが自宅への帰るシーンが登場します。

まず京子さんは京成本線の江戸川駅を降りてきます。まさに江戸川の川沿いにある駅です。

 

京子さんは柴又駅で電車に乗り、高砂駅で乗り換えて江戸川駅へ行ったことでしょう。

柴又から江戸川駅までは約3キロ余りなので、時間があれば江戸川の土手をのんびり散歩しながら歩けば1時間弱で着きます。

 

しかしこの日の京子さんは「眠くて眠くて」と言っていたので電車で家に帰りました。居眠りして乗り過ごさないで良かったですね。

 

 

※現在の江戸川駅に降り立ったちびとら(2020年6月撮影)

 

 京子さんは駅を出て、左手へ歩いていきます。

 

 さて、今回の記事の最大のテーマは、京子さんの家はどこなのか?です。

 

 ヒントは、江戸川駅の近く。(ヒント①)

 

 そして、京子さんはアパートの階段を上がって部屋に入ろうとします。

 (※)この時、アパートの裏の風景、近所の家並みが映ります。(ヒント②)

 

 すると、隣の方から荷物が届いていることを聞かされます。ご実家の山形県米沢市のお母様からのりんごなどの贈り物でした。

 (※)この時、荷物を部屋に運び入れる時に江戸川の土手が映ります。(ヒント③)

 

 最大のヒントとなったのは、②のアパートの裏の家並みの風景です。

 

(本編キャプチャをサイト内に貼り付けることは本来、していないのですが、今回は諸事情により、貼らせていただきました。諸事情は下記に記します。)

 京子さんのアパートから見て、左側に手前から黒い小さな屋根、大きい青い屋根が縦に並び、その右側に手前から赤い屋根、青い屋根が横向きに、その向こうに黒い屋根が縦向きにあります。

 

 これらのヒントを基に、ロケ当時に近い年代の航空写真で検証してみました。

 

 水色の四角が江戸川駅です。

 この付近で、かつ江戸川の土手付近を探してみたところ、赤丸の部分にまさにその家並みが確認できました。

 緑色の矢印が撮影方向です。

 

 ということで、矢印の下の白い大きな屋根が京子さんのアパートだということが判明しました!

 

 さらに、京子さんがアパートの階段を上がってくる来るカット、パンしているので分かりづらいですが、一瞬曲がり角が映ります。それが黄色の曲がり角です。

 そして、土手の脇に映る道でもあります。

 

こちらが現在のマンションの外観です。

 

外から見てみると、京子さんが上がっていったのと同じ向き、同じ雰囲気で階段がありました!

 

 

 

こちらのマンションですが、当然のことですが、現在、ここで暮らしている方がいらっしゃいます。マンション内に立ち入ることは許可なくできません。

ロケ地を回る際には、そこに暮らす人たち、生活する人たちの妨げをしないよう配慮が必要です。

 

あくまで趣味で回っている私たちは、ロケ地に伺わせていただいている、撮影させていただいているという精神を心がけるようにしています。

 

 さて話を戻します。

 検証のために京子さんが荷物を運ぶ時に映る江戸川側の風景を見てみましょう。

 江戸川の向こう側に大きなマンションが映ります。

 下の写真が京子さんのマンション側から同じ角度で写した写真です。

 さらにダメ押しで!

 京子さんのアパートの裏に見えていた赤い屋根の家が同じ位置に現存していました!

 木谷京子さんのアパートに届いたお母様のお荷物ですが、今回の新発見により、お母様は住所を書き間違えたことが判明しました!

 あれだけ離れていて良く無事に荷物が届いたものですね! 

2019年

12月

19日

男はつらいよ お帰り 寅さん

 

いよいよ12月27日より公開となる「男はつらいよ お帰り 寅さん」。

 

私たちは、10月28日に東京国際映画祭のオープニング上映で、一足早く鑑賞させていただきました。

上映前には山田洋次監督をはじめ、出演者の皆様のご挨拶もありました。

 

内容には一切触れませんが、50年という長い「男はつらいよ」の歴史があるからこその作品となっていました。

 

何よりも、ちびとらが「男はつらいよ」の公開にリアルタイムで立ち会えたことに感謝です。

これまで全ての作品はDVDでの鑑賞で、2回ほど劇場での上映に連れて行ったことがありますが、まさか新作の公開の日を迎えることができるとは思っていませんでした。

 

DVDとはいえ、すべての作品を観ていたからこそ、この「男はつらいよ お帰り 寅さん」もちびとらは楽しみ、感動していたようです。

 

寅さん、山田監督、そして出演者の皆様、本当にありがとうございました。

 

2018年

5月

07日

失意のかがりが伊根へと向かう車窓(第29作)

新発見することができた第29作のロケ地についてです。

 

京都の陶芸家・加納作次郎のもとで奉公をしていたかがり。

失恋の後、実家のある伊根へと戻っていきます。

 

この車窓ですが伊根へと向かう場所であることは想像がつきますが、右へと曲がっていく海岸線、そして岬が特徴です。

グーグルマップなどの地図を見れば、比較的候補は簡単に探すことができました。

線路との位置関係などから更に候補を絞り込み、ストリートビューで探索しました。

 

そして今回、ロケ地を訪問してきました。

 

本編にも映る右側の赤い屋根の特徴的な家は健在でした。

 

そして本編では、こちらの青い屋根の家も目立ちます。

 

電柱の立ち方もロケ当時のままのようです。

本編では、かがりが乗っている電車の車内からの映像ですが、上記2つの物証があるので、この近辺を通過する際の車窓であることは間違いありません。

 

ロケ当時、国鉄宮津線。現在の京都丹後鉄道宮舞線の丹後由良駅から栗田駅間でのロケでした。

 

線路からの撮影は当然できませんので、ちびとらは休耕寺に許可をいただいて敷地内で撮影をしました。木々が生い茂り、本編のようには撮影できませんでしたが、線路がすぐ目の前にあるので線路をかませて撮影できること、高さなども本編に近いアングルで撮影できました。

 

実際に電車に乗って撮影するのがベストかもしれませんが、本数も少ないのでこちらでOKとしました。

2016年

6月

23日

越後屋さんでの貴重な宿泊

2012年夏の旅では木曽路を回った。

 

塩尻から木曽路に入ると、第10作のオープニングに登場する日出塩駅から第22作や第44作のロケ地の数々を回ることができる。

 

木曽路のロケ地は今もそのままの所が多く、素晴らしいコース、行程となるのでおすすめである。

 

そして忘れてはいけないのが第3作のオープニングの奈良井宿だ。

 

この時の旅では、大変運よく予約が取れ、本編に登場する奈良井宿の越後屋さんに宿泊することができた。

 

創業は寛政年間。200余年に及ぶ歴史をもつ越後屋さん。

現在では1日2組限定で宿泊が可能だ。

 

寅さんが風邪で寝込んでいた宿であり、結婚披露宴で盛り上がっていた宿である。

 

江戸時代の宿場の佇まいを感じることができる越後屋さんに宿泊できるということで旅に出る前から楽しみにしていた。

 

そして案内していただいた部屋はこちら。

1階の部屋なので結婚披露宴が行われた部屋ではない。

 

 

部屋からは本編にも登場するSLが走る中央本線を見ることができた。

 

 

夕食は木曽の山菜や川魚がメインで大変おいしくいただいた。

 

風邪をひいて寅さんが入れなかったであろうお風呂(?)。

 

 

貴重な体験となった奈良井宿での一夜だった。

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更新 ロケ地の旅・第25作を更新しました

更新 第26作第29作第46作を更新しました

リンク

ニッポンの魅力を再発見!NIPPON NOW ちびとらが連載をさせていただいている日本の魅力を伝えるサイト

「男はつらいよ」飛耳長目録

関東のロケ地回りの寅友・寅福さんのサイト

 

小手寅の地方ロケ突撃隊 17作のロケ地・龍野に暮らし関西のロケ地を中心に回る寅友・小手寅さんのサイト